文末につく“了”は、ある状態が別の状態に「変化」したことを表すものでした。

中国語には、もうひとつ“了”の使い方があります。それが今回学ぶ「完了の”了”」です。

「完了」とは、ある動作が終わったことを表すものです。

完了の“了”は、動詞の直後に置かれます。

 

一杯咖啡。 Wǒ hē le yì bēi kāfēi.

(わたしはコーヒーを1杯飲んだ。)

 

「なんだ、過去形か」と早合点してはいけません。

たしかに、「終わった」ことを表しているのだから、過去のことを言っていることが多くなりますが、“了”にはこのような使い方もあります。

 

吃了饭,我去玩儿。 Chī le fàn, wǒ qù wánr.

 

これは、「ご飯を食べたので、遊びに行く」ではなくて、「ご飯を食べた“”、遊びに行く」という意味になります。

「ご飯を食べる」という動作はまだ起こっていないのですが、話し手の頭の中で「完了」を想定しているので、“了”が使われています。

 

「過去」というのは、「時制」という考え方のなかに含まれます。

話しているその時点を中心として、それより前にあるものを「過去」といいます。

“吃了饭,我去玩儿”は、明らかに「過去」ではありません。

「過去」「現在」「未来」などの「時制」に関係なく、ある動作が「終わる」ことを言う場合に、“了”を使います。

このように、ある動作に着目して、「まだ始まっていない(未然)」のか「行っているところ(進行)」なのか、「終わった(完了)」のか、動作そのものがどのような段階にあるのかを表す概念を「アスペクト(相)」といいます。

 

否定する場合は、動詞の前に“没(有)”を置きます。(“不”ではありません。)

否定文では“了”も出てきません。

 

喝咖啡。 Wǒ méi hē kāfēi.

(わたしはコーヒーを飲んでいない。)

 

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この1冊を徹底的に読み込めば、プロにだってなれます。

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