YouTubeに中国語を音読した音声をアップロードしました。

巴金という作家の《海上日出》という作品です。

この作品には思い入れがあります。

大学生のときに、中国人向けの標準語教材(中国人も標準語に苦労するのです)を使って勉強していました。その最初のテキストが、この《海上日出》でした。大学の先輩に手ほどきをしてもらいながら、少しずつ朗読の方法を身につけていきました。もう何回読んだかわかりませんが、久しぶりに引っ張り出してきて練習したのです。

外国語学習業界には「只管朗読」ということばがあります。

禅に「只管打坐(しかんたざ)」という言葉があり、それをもじったものです。「只管」というのは現代中国語にもある語ですが、「ただただ」とか「ひたすらに」という意味です。

つまり、「只管打坐」というのはごちゃごちゃ言わずにただただひたすら坐禅をし続けるという意味、「只管朗読」は、「ひたすらに朗読し続ける」という意味です。

短文集や掌編などを数十回、数百回朗読し、体に染み込むまで練習を繰り返す。わたしはこれが外国語学習の王道だと思っています。

今回、ネットで知り合った中国語講師の井田綾さんが主催するオンラインの音読会に参加し、朗読を披露する機会をいただきました。普段は一人で練習しているので、あまり人にお聞かせする機会もないのですが、わりと好評をいただいたので、せっかくなのでYouTubeにアップロードしてみようと思ったのです。

自分の朗読が評価されるというのは、カラオケみたいで楽しいものですね(笑)

読みたい作品はたくさんありますので、またアップロードしていきます。