細切れ時間で映画を観ることにした

映画が好きでよく観ていたのですが、最近ではめっきり観る機会が減ってしまいました。内心で危機感を覚えています。

映画館が(物理的・心理的に)遠くなった

今のところ(北関東の片田舎)に引っ越してくる前は、神戸のど真ん中に近いところに住んでいたこともあって、徒歩で行ける近所に映画館が4〜5館ありました。今思えば、実に恵まれた環境でした。

誰にも雇われていない自営業者だったことも映画館通いを後押ししてくれました。ちょっと時間ができて、「あ、映画でも行くか」と思ったときにすぐさま足を伸ばすことができたのです。平日の昼間に観に行く映画は最高です。

今は映画館に行こうとしたら、基本的には車です。しばらく走らせなければなりません。車の運転は好きなのですが、どうしても、乗って、走って、駐車スペースを探して、降りて目的地まで行く、というプロセスが面倒で、少々フットワークが重くなってしまいました。

家で映画を観られない人

「だったら家でネット視聴すればいいじゃないか。アマプラなら無料だし」

ということになるのですが、わたしは途中で視聴が途切れるのがいやで、まとまった時間がないと、つまり確実に1時間半なり2時間、作品が最初から最後まで鑑賞できる時間が確保できなければ、なんだか映画を観る気になれない。つい、YouTubeとかの10分くらいの動画に走ってしまう。

そして、仮に映画を観るための時間が確保できたとしても、なんだか億劫で、他のことに時間を使ってしまう。ということになって、ついつい映画の視聴からは離れてしまうのです。この気持ちは多くの人にわかってもらえるのではないでしょうか。

細切れでもいいから作品に触れる

今はかつてとは生活環境も大きく違うので、「まとまった時間と環境がないと映画を観たくなーい!」などと言っていてもはじまりません。

途中で途切れてもいいし、なんなら最後まで観られなくなってもかまわないから、細かい時間を拾い集めながら映画を観ていこうということにしました。

というわけでさっそく職場の休憩時間に《流浪地球》という中国のSF作品を観ています。地球がヤバくなった近未来、1万発のエンジンを建造して、地球ごと太陽系の外に脱出しようという物語です。劇場の大画面で観られたらさぞ楽しかろうというスケールの大きな作品です。日本では公開されていなかったと思いますが……

ちなみに、中国映画は腾讯视频というサービスを利用して視聴しています。無料でも観られますが、最初に長々と広告を見せられてしまうので、月に数百円を払って、有料会員になって視聴しています。

最後まで無事視聴できたら、作品中で学んだ中国語の表現などを紹介してみるつもりです。