南天中国語ラボ|「発音+暗唱」でゆるぎない基礎をつくる中国語講座

「発音+暗唱」の地道な継続によって中国語を生涯楽しむための学習を提唱しています。「中国の国語教科書暗唱講座」を開催中

豚おじさんのジレンマ

わたしの甥っ子は、まだ言葉が上手く話せなくて「か行」がすべて「た行」で発音される。 「ゆうまくん!」と呼んでいるつもりが、 「ゆうまとぅん!」となっている。 かわいらしくて良い。 いつまでも「ゆうまとぅん!」と呼んでほし […]

「友達」の教師は見守る

FBを覗いていると、昨年度まで第二外国語の授業を担当していた学生が、台湾に行っていることがわかりました。 何かの学習プログラムに参加しているのでしょうか。よくわからない。 「友達」にはなっていますがあえてたずねるのも野暮 […]

皆が本を読まないのはチャンス

「人々が本を読まなくなった」 「出版業界の危機」 「電車内はスマホを使う人ばかり」 そんな嘆きの言葉が聞かれるようになって、ずいぶん経ちます。 ぼくが学生の頃から(もしかしたらもっと昔から)同じことが叫ばれていました。( […]

絵本で学ぶ中国語 ― 五味太郎の『言葉図鑑』

外国語は、初級のうちは教科書を使って体系的なカリキュラムにしたがって勉強していく方が効率がいいのですが、ある程度の水準になってくると、勉強の仕方は自分の好みで選んでもよいと思います。 参考書ばかり使った勉強だと、どうして […]

日本語の重力圏を抜け出す方法―『漢語からみえる世界と世間―日本語と中国語はどこでずれるか』

ある程度のレベルまで中国語を学習し、そこから抜け出せない「さまよえる中級者」を脱するのに必要なことは、 自分の母語である日本語と、対象言語である中国語はどこでどうズレているのか、を理解することだと考えています。(中国語に […]

映画紹介―グォさんの仮装大賞/飞越老人院(2012)

張揚(チャン・ヤン)監督の『グォさんの仮装大賞』(原題:《飞越老人院》)という映画を紹介します。 グォさん(老葛)という老人。なかば厄介払いのような扱いを受け、住む家を義理の息子に譲った。 実の息子とも仲が悪く、天涯孤独 […]

中国語方言学習のすすめ

中国語をやっていると、よく「北京語ですか?広東語ですか?」と訊かれます。 どうやら、中国語とあまり縁のない人にも、広東語というのはすごく有名な言葉のようです。 ちなみに、中国語の標準語は、「普通話 (普通话 Pǔtōng […]

映画紹介―妻への家路/归来(2014)

張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『妻への家路』(原題《归来》)という映画をを紹介します。 主演は、張芸謀監督作品の看板女優だった鞏俐(巩俐 Gǒng Lì、コン・リー)です。 多くの人がそうであるように、私も初めて観た中 […]

伝説のロシア語教室

ずっと読みたかった本を手に入れました。 正確に言うと、借りることができました。 『ミール・ロシア語研究所 55年の軌跡 生徒の文集』という冊子です。 ISBNもバーコードもついていない、非売品です。 1958年に東一夫氏 […]

翻訳を学ぶ人は最初に読もう―『日本人に日本語を〈第1部〉翻訳者に日本語を』

翻訳を志す方におすすめの本を紹介します。 『日本人に日本語を〈第1部〉 翻訳者に日本語を』辻谷真一郎・著 トライアリスト東京 著者の辻谷真一郎先生は「トライアリスト」という有名な医薬翻訳の通信講座を主催されている方です。 […]

中国語検定1級合格に向けた勉強のしかた

日本中国語検定協会が主催している「中国語検定」は、日本を代表する中国語資格試験として知られています。 そのなかで、最高級である1級は、一次試験と二次試験にわけて行われます。 試験は年一回しか開催されておらず、その合格率の […]

中国語初級者に紙の辞書を引けというのは酷な話か

小学館の『中日辞典 第3版』が発売された。 やれ嬉しやと思い、さっそく購入して読んでいる。 いろいろなところが変わっていて、コラムや文法解説も充実している。読みやすくて楽しい内容になっている。新品の辞書ならではの、紙の匂 […]

医学知識ゼロで医療通訳を学びたい人はこれを1冊目に読もう『のほほん解剖生理学』

YouTubeで無料のアニメを公開している「WEB玉塾」の玉先生が、解剖生理学の内容をまとめあげた1冊をご紹介します。名付けて、『のほほん解剖生理学』 この本を、医学知識ゼロで医療通訳を志す方の、最初の参考書としておすす […]

大和面とお尻チョンゴ恋

Macの音声入力を使って原稿を書くことを試しています。7割くらいは認識してくれるのでけっこう便利。 「あれ? これって中国語もいけるんかな?」と思って、おもむろに、 “我们都是中国人。”(私たちみ […]

“也”と“还”の使い分け

あるテキストを書いていて、「咳が出て、痰も出る」と言いたいところを、 有咳嗽,也有痰。 と書いたところ、共同執筆者である中国人の友人に、 咳嗽的时候还有痰。 と直された。 こういうところでは“也”ではなく、“还”の方がふ […]