
このままだと永遠にチャレンジできない……!
「サイマル・アカデミー」という通訳学校で中国語通訳を学ぶことを決めました。
先日、入学試験を受け、無事合格を果たしました。
サイマル・アカデミーの中国語コースは「基礎科」「本科Ⅰ」「本科Ⅱ」「同時通訳科」の4つに分かれていて、わたしは「本科Ⅱ」に入れることになりました。
さすがに学習歴20年で入試に落ちることはないだろうと思っていましたが、上の方の「本科Ⅱ」からスタートできるということで、嬉しい反面、不安も大きいというのが正直なところです。
もともと自分は病院などで医師と患者の間に立って通訳をする「医療通訳」という分野に長く携わっていましたが、医療以外の分野の通訳経験はあまり多くありません。
中国語検定や上海市の通訳資格などは取ってはきましたが、「医療以外でも本格的に通訳をやってみたいものだ」とずっと思っていて、神戸に住んでいたときにも、関西に学校があるサイマル・アカデミーかインタースクールのどちらかに行くことを検討していました。
(コロナ禍の影響か、今はもうどちらも大阪では中国語コースを開講していないようです。(インターに至っては中国語コースそのものがなくなってしまった模様))
しかし、当時は鍼灸院を経営しながら大学の非常勤講師をし、自分の教室でも教えるという生活で、通訳学校に通う時間がまったく捻出できませんでした。
そうこうしているうちに、年月が過ぎ去っていきました。
忙しさがマシになったわけではないのですが(どちらかというと昔より加速している)、もう自分もいい年ですし、このまま知力と体力が落ちていってしまったら、永遠にチャレンジできなくなってしまいます。
人生が2度あればいいのですが、どうやらそんなことはなさそうなので、今生(根性)で勝負するしかありません。
そんなわけで、なんとか仕事の時間とお金をやりくりして、今年10月の入学にこぎつけたというわけです。
サイマル・アカデミーに決めた理由
私の知る限りで中国語通訳コースを開講している学校は他にISSインスティテュートがあり、少しサイトを見てみたりしたのですが、「ここはあえて最大手でいこう」ということで、サイマルに決めました。
私には変なクセがあって、つい大手やメジャーどころを避けてしまうのです。
そもそも中国語を学びはじめたのも、メジャー言語である英語を避けたかった、という面がありました。中国語専攻の学科に入った後も、普通話から広東語に浮気して、留学に行ったのも北京や上海でなく広州。
医療の仕事をしようと思ったときも医師や看護師、理学療法士ではなく、鍼灸師。乗っている車もトヨタではなくマツダやホンダ。(スマホだけはiPhoneですが)
「人の行く裏に道あり花の山」 わたしの好きな言葉です。
ISSインスティテュートにも気になる先生はいらっしゃるのですが、もう、そろそろ「一番の有名所で勝負しよう」という気になり、今回はサイマルを選びました。
これだけだとなんともいい加減な理由ですね。
実はもうひとつ、サイマルに行きたいと思ったきっかけがありますが、それについては次回書きたいと思います。