このような相談が寄せられました。
教材やアナウンサーの中国語はかなり聞き取れるが、ドラマや中国人同士の会話は難しい、というお悩みです。
リアル中国語を紹介する教材もあるけれど……
一番に思い浮かんだのは、最近出たこの教材。
生録中国語:インタビューでリスニングに挑戦!
(CCアカデミー、大羽りん、趙 青・編著 白水社)
また、少し前のものですが、このようなものもあります。
街なかの中国語―耳をすませてリスニングチャレンジ
(孟国・著 井田綾・訳 東方書店)
ただ、恥ずかしながらわたしはどちらも持っておりませんので、教材の良し悪しについて語る言葉を持ちません(とか言っておきながらアフィリエイトリンク貼ったった)。
それに、「教材以外の中国語を」という相談について、市販の教材の紹介で答えるのも何か違うような気がするので、自分がやってきた勉強法を紹介していきたいと思います。
お金も特別なツールも必要ありません。必要なのは根性と、根性、そして根性だけ、という大変オトクな勉強法です。
映画・ドラマのセリフを書き取る
タイトルに書いたとおりです。好きな映像作品の听写(書き取り・ディクテーション)をしていきます。
今だったらネットでいくらでも作品が観られます。
ちなみに、わたしは腾讯视频というサービスの有料会員に登録しております(月300円くらい)。中国の映画やドラマが山ほど視聴できます。
広告を見れば無料視聴も可能です。
あるいは、YouTubeでも視聴できる作品がたくさんあります。
このブログで紹介している《都挺好》も、YouTubeで観られる作品のひとつです。
こういった作品を観ながら、聞こえてきたセリフを書き取っていきます。それだけ。
ドラマでなくても、ドキュメンタリーや、
インタビューやスピーチなどもおすすめです。
教材はそれこそ無尽蔵にあります。一生听写だけして暮らすことも可能でしょう(そんな人生いやですが)
字幕を隠すための最強ツール
映像作品を听写する際に邪魔になるのが、ほとんどの作品で強制的に出てくる中国語字幕です。
普段はありがたい存在の中国語字幕ですが、听写をしようというときにこれがいちいち目に入っていては、勉強になりません。
というわけで、以前わたしがこの学習法に取り組んでいたときには、字幕の出る部分に付箋を貼っていました。
これで準備はOK。
あとは音声を聴きながらノートなどにゴリゴリ書き取っていくだけです。
きりのいいところまで書けたら、付箋を剥がして再び最初から視聴し、答え合わせをしていきます。
かなり根気のいる勉強ではありますが、効果はすごいです。この勉強の教材にした作品は、自分にとって生涯忘れられない作品になるはずです。(わたしもそんなにたくさんはしていませんが)
听写のやり方については以前の記事でも紹介しましたので、参考にしてみてください。
もし、実践してみて効果を感じたら、教えてください。おすすめの作品なども教えていただけると嬉しいです。
質問・相談はマシュマロでどうぞ
というわけで、すべてにお答えできるかどうかはわかりませんが、岡本への質問・相談はマシュマロで受け付けております。
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よかったら質問を投げてみてください。それではまた。