「学びの雑談ライブ:タヨデミア」というオンライン配信を視聴しました。
知人がFacebookでシェアしてくれたことで知ったのですが、耳鼻科医の太平さんと精神科医の吉市さんというお二方が、それぞれ関心をもって学んだことを語り合うという会をやっていて、それを第三者にも視聴してもらう形で公開でやろう、という趣旨で行っているものだそうです。
だいたい月1回くらいのペースで開催されているそうです。わたしは昨日初めて、第8回から視聴しました。リアルタイム視聴は無料で、過去の録画は有料で視聴できるそうです。
お話のテーマは「驚きの江戸時代の医学」でした。
もともと医療の歴史に興味があって、中国や日本の医学の歴史を調べていたこともあるわたしの心に深々と突き刺さるテーマです。発表のスライドや語り口も軽やかで聞きやすく、楽しんで教養を深めることができました。
視聴前は、「研究者の方の発表なのかな?」と思っていましたが、どうやら趣味でやっておられるようです。公開で行うことになった経緯がnoteに書かれています。
太平と、吉市は中学からの同級生。
アラフォーになった今も、時間を捻出しては旅行にいき『徹夜』で語り明かします
いったいオッサンが、夜な夜な飽きずに何を喋っているかというと
会っていない数ヶ月の間に『新しく何を学んだか?』を教えあい・質問しあっております。
「タヨデミアって何だろう?」https://note.com/taiyuusaku/n/n320ccc9a992b
これを読んで、「心底うらやましい…!」と思いました。
「中学生のときの友達同士で旅行に行って、学んだことを徹夜で語り合う」だなんて、本当に楽しくてワクワクする知的営みではありませんか。「そういう遊び方があったんだ!」と目からウロコが落ちる思いでした。人生最高の友達付き合いかもしれません。わたしにもそういう友達が欲しい。
私たち聴講者はカメラもマイクもオフで、チャットなどでコメントや質問を書き込むことができる方式になっているので、気楽に参加できるのもよいところです。昨日は80人近い方が視聴されていました。なかなかの人数です。
次回は1月15日(土)の21:00からの開催で、テーマは「『感染症でたどる日本史』~歴史を動かしたパンデミック~」だそうです。これを読んで「おもしろそう」と思った人は、一緒に参加してみませんか?
インターネットのおかげで(こういう言い方も随分年寄りくさいですが)、面白い活動をしている人が発信する情報を、家にいながらにして楽しませてもらうことができるようになりました。
わたしも何か、興味を持って見たり聴いたりしてもらえるようなコンテンツを作っていきたいものだ、と、今後のことに思いを馳せるきっかけになったのでした。
↓こんかいの配信では蘭学の話もたくさん出てきました。蘭学といえば『解体新書』ですが、その翻訳の苦労話が書かれているのがこの本です。
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