受講生の録音をチェックする

中国語発音レッスンや中国語独学サポートでは、受講生に対し、中国語のテキストなどを読んで録音したものをわたしに送るよう勧めています。それをチェックして、お返ししています。それなりに時間をかけてみているので、複数の方から同時に送られてくると、なかなかに大変です。でも、大切なプロセスなので、おろそかにできません。

発音は誰かからフィードバックを受けないことには上達させることが難しいものです。こまめに修正をしていかないと、なかなか上達もしません。

慣れてくれば自分で録音したものを自分で聴いて、修正をしていくことができるのですが、それができる人はわざわざ人から習うことはないでしょう。

そういうわけで、受講生には「録音したら送ってねー」と言っています。

子育ての合間に録音

わたしのところの受講生はチャレンジスピリットにあふれた人が多いので、結構積極的に送ってくれます。

受講生とのLINEのやりとり

こんな感じで、毎日の学習報告のついでに数秒のワンフレーズずつでも細切れにしてLINEで送ってくれたり、長いものはメールで送ってくれたりします。

この画像の方は、子育ての合間に勉強しているのでしょう。中国語を音読する背後で、かわいい子どもの声が聞こえてきて、聴きながら思わずニッコリしてしまいます。

自分の音を聴かれるのは恥ずかしいかもしれないけれど

自分が読んだ音を聴くのは、結構心が削られるものです。ましてや、人に聴かれて批評を受けるなんて……

講師に送って、「ここが違っています」とか「ここをもっとこうしましょう」とか言われて、大喜びする人はいないでしょう。自分の進歩のためだとはわかっていても、フィードバックを受け取った直後には、少しは落ち込んでいるはずです。

もちろん、わたしも修正点を指摘するだけでなく、褒めるところはちゃんと褒めるようにしています。良いところ、進歩のあったところはたくさん伝わってきますから、褒める気持ちも本心です。

それでも、「ごめん。でも今後のためだから」と思って、少しだけ心を鬼にしてバシバシ修正を入れます。

尊敬すべき受講生たち

間違っていることをおそれず、ドンドン送ってドンドン成長していく受講者の方々を、わたしはとても尊敬しています。

たしかに、中国語についてはわたしに一日の長があるかもしれませんが、ただ、それだけです。わたしの方がちょっと長くやっているだけです。

「自分はこの方たちのようにチャレンジしているだろうか」と思わせられるのです。

そういった意味で、いつもわたしは受講生たちに教えられています。