中国語「を」学ぶ、から、中国語「で」学ぶ―アナウンサーから発音を学ぶ

アナウンサーから発音を習う

中国人のアナウンサーから発音を一から教わることになりました。

わたしも長年中国語の発音レッスンをやっていますが、自分の音に満足しているわけでは当然なくて、「どうやったらもっと上手になれるだろう?」と悩んでいました。

自分で録音して、お手本と比べて改善点を探っていく、というのはとても良い勉強になるのですが、どうしても自分の限界を突破することが難しくなります。

自分のどこに問題があって、どう改善すればいいのか、客観的な視点で指摘してもらうことの重要性は、自分が一番よく知っています。

ある日不意に、「ネットで教えてくれる中国人の先生を探そう」と思い立ち、「ナレーションやアナウンスの専門教育を受けている男性」という条件で検索してみたところ、「これは」という方に出会うことができました。

さっそく連絡を取り、自分の状況を明かしたところ、レッスンをしていただけることになりました。

昨日、2回目のレッスンを受講したところです。まだまだ先は長そうですが、声調から順に、妥協することなく指導してくれるというのは本当にありがたいことです。

どのような方から習っているか明かすことはできませんが、ここで習得したことは自分自身のものとして秘蔵しておくのではなく、受講者さんの財産にもなるよう、発音レッスンを通して還元していくつもりです。

受講してくださっている方、受講を検討してくださっている方は、楽しみにしておいてください。

「外国語 “で” 学ぶ」へ

ご自身の専門や趣味を持ちながら、外国語を学んでいらっしゃる方は大勢いると思います。

よく言われていることですが、自分が関心を持って学んでいることを、その言語を使って学ぶ、というのは大変にお得です。何しろ、レッスンはすべてその言語で進行するので、解説を聞き、質問する過程がそのまま会話の訓練になります。

「会話のレッスンって何しゃべっていいのかわからなくて苦手」

という人がいます。実はわたしもそうです。

そういう「会話が苦手」な人にこそおすすめするのが、「外国語“で”学ぶ」ことです。

何しろ、自分自身の関心の強い分野で、先生との共通の話題が最初からあるからで、話が弾む可能性が高いからです。

オンラインに向いているものと向いていないものがありますが、それを調べる過程も勉強になります。日本人講師からは出てこないような発想、指導法などが飛び出してきて、視野を大いに広げてくれるでしょう。

わたしの場合はアナウンス、ナレーションでしたが、楽器の演奏やヨガなんてのもいいかもしれません。あるいは、自分自身が教える側になることも夢ではないでしょう。

ぜひ一度、自分の関心に合わせて探してみてください。