無料のウェブ記事は(できるだけ)読まないことにした

書籍や有料情報を優先

無料で読めるブログにこんなことを書いている時点で矛盾をはらんでいますが、無料で読める文章を読むのは控えていこうと思うようになりました。本とか、有料記事とか、身銭を切って得た情報を優先して読んでいこうということです。

といっても、SNSはやめてはいませんし、ウェブで調べ物はします。完全なネット断ちをするというわけではありません。

ここでいう「無料の文章」とは、たとえば、Yahoo!ニュースやネットメディアの記事といったものです。

典型的なものとしては、ニュース記事や「○○したい人がするべき5つの△△」とか、「□□してみた」とか、そういうジャンルの記事が挙げられます。

とりあえずの線引きをする

一時期は、「インターネットにはなんて素晴らしい情報が転がっているんだ!」とか「わはは。これはウケる」という具合に、積極的にそういうものを読み漁っていましたが、その中で何を覚えていて、何を実践しているかというと、正直なところ、あまりよくわかりません。

書いている人を決して低く見るわけではありません。無料でもとてつもない良質な文章はいくらでもありますし、「金返せ」と思いたくなるようなものも無数にあります。

あくまでも、自分の中でわかりやすくするためのただの基準です。自分の部屋を見回すと、せっかく買った本が何冊も転がっていますし、Kindleの未読電子書籍も、買ったことすら忘れられてストレージを埋めています。

あとは、いくつか定期購読しているものもあるので、今挙げたものを読み、さらにウェブ上の無料記事などにも目を通していると、もうそれだけで一日が終わります。

なので、どこかで区切りをつけなければなりません。その区切りとして、無料か有料かという線引きをすることにしました。有料で出されている以上は書き手もそれなりの質のものを書き上げようとしているでしょう。

自分の思考を守る

無料の記事は、数万、数十万人、数百万人が読んでいるものです。だったら、あえてわたしが読む必要はありません。すでに誰か大勢の人が読んでいるのだから。

大勢の人が読んでいるものであれば、それはその大勢の人たちに任せて、自分は、その日この世で自分を含めて3人くらいしか読んでいないようなものを読んでおいた方が、世の中にとって良いのではないか、ということです。多様性の保全です。

まあ、それは冗談ですが、あえて大勢のいるところに行く必要はありません。わたしはディズニーランドには行かないタイプの人間です。

他の人と同じものを読み、同じ考えをインプットしていけば、行き着く先は他の人と同じ思考回路です。それは、ひとつのリスクではないでしょうか?

たかが無料のネット記事、ですが、毎日の小さな刺激の入力の積み重ねはあなどることができません。時間を有効に使うため、そして自分の思考を守るために、このような線引きをしたのでした。当たり前ですが、もちろんテレビも見ません。